バイク用冷却ウェア「バイクール」の開発と機能
開発の動機:夏のライディングの過酷さ
バイクに乗るようになって痛感したのは、夏のライディングにおける過酷な暑さです。市販のライディングウェアを色々と試しましたが、真に満足のいく冷却効果と快適性を両立した製品は見つかりませんでした。
そこで、既存製品への不満を解消すべく、「自分ならこう作る」というコンセプトに基づき開発したのが、冷却ウェア**「バイクール」**です。現在では、気温25℃を超える環境下では、これなしでは快適に走行できないほどの効果を発揮しています。
「バイクール」の冷却原理と構造
「バイクール」は、インナーの汗吸湿シャツとアウターのメッシュジャケットの間に着用するように設計されています。その冷却効果の原理は、以下の2点に基づいています。
- 気化熱による冷却の最大化
- 「バイクール」は、厚みのある中空ニットで構成されています。
- 走行風がこの中空構造の生地内部を、体のラインに沿って効率的に流れるように設計されています。
- この流れによって、汗を吸ったインナーシャツの表面を風が通り抜け、気化熱を効果的に奪います。汗が蒸発する際に熱を奪うことで、着用者の体温を確実に下げます。汗が乾いた後も冷却感は薄れますが、体内の熱が蒸散によって奪われる効果は持続します。
- 遮熱効果(直射日光の遮断)
- 生地自体に厚みがあるため、アウタージャケットに当たった直射日光による熱が、直接体へ伝わるのを大幅に遮断します。これにより、日差しによる熱の蓄積を防ぎます。

