車載アマチュア無線は「究極の安心インフラ」だ!

 

13万kmの相棒に込めた、HF帯へのこだわり

 

1. 長年の相棒、アマチュア無線へのこだわり

 

私の趣味はいくつかありますが、中でもアマチュア無線(ハム)が最も長く続いています。最近は交信する友人も少なくなりましたが、それでも私の車には常に無線機が搭載されています。

現在の車載無線機は、少しでも効率を上げるための工夫を施しています。

  • 表示部:ダッシュボードの上に設置し、視認性を確保。
  • 本体:トランク内に設置。

本体をトランクに置くことで、アンテナケーブルの長さを最短にでき、送信と受信の効率を最大限に高めています。これは、無線通信の基本であり、趣味人のこだわりです。

 

2. 趣味から「究極のインフラ」への進化

 

この無線機は1.9MHzから430MHzまで、幅広い周波数帯に対応していますが、普段は近距離通信用の145MHz帯と430MHz帯のアンテナを使っています。

しかし、東日本大震災を経験してから、私の考えは変わりました。

「HF帯(短波帯)の遠くまで飛ぶ無線機を車に付けよう」

なぜなら、地震などで電話回線やインターネットといったインフラが全て停止したとしても、アマチュア無線なら直接電波を飛ばし、誰とでも通信できるからです。

まさに、アマチュア無線は「究極の安心インフラ」だと確信しました。

 

3. 太い電源ケーブルに込めた、プロの意地

 

HF帯の無線機は、遠くに電波を飛ばすために大きな電力を必要とします。そのため、車への設置には大きな苦労がありました。

最も苦労したのは、バッテリーからトランクにある無線機本体まで、太い電源ケーブルを引く作業です。

エンジンルームから室内を貫通する穴を開け、太いケーブルを丁寧に引き回すのは、時間と労力のいる作業でした。しかし、この電源配線のおかげで、車のキー(ACC)に関係なく無線機の電源を単独でON/OFFできるようになりました。

 

4. 北海道や九州との交信を可能にする安心感

 

この準備が整っていれば、長いHFアンテナを接続するだけで、日本国内であれば北海道や九州といった遠隔地とも交信することが可能になります。

電話やインターネットが使えなくなった時、愛車が「外界との接続点」になる。

趣味で始めたアマチュア無線が、非常時には最も信頼できる通信手段になるという事実は、私にとって何にも代えがたい安心感を与えてくれます。この設備を持っていることは、現代を生きる上で一つの「保険」だと思っています。